時間順序保護仮説2011-06-24 00:28

時間順序保護仮説
著者 S.W.ホーキング 解説・監訳 佐藤勝彦
発行 NTT出版 1991-12-24 初版
価格 1500(ブックオフ 800)
ISBN4-87188-150-4

20年前の本である。当時は宇宙は真っ平らではないかと思う人が多かったようだけど、今は観測技術も進み、どうやら宇宙は加速膨張・負の曲率が多数派になりつつあるようである。

「全てのことは予めどうなるか定められているのだろうか?」
「宇宙の未来」
「アインシュタインの一般相対論と量子力学」
「時間順序保護仮説」
という構成になっている。

「全てのことは・・・」は決定論や自由意志の話で、実質的に自由意志があると言って問題なのではないかと言っている。

「宇宙の未来」は宇宙が閉じているか開いているかの話。

「アインシュタインの・・・」は相対論、量子力学の歴史からはじまって、ホーキングの虚時間の解説に至っている。
以上、やさしい言葉で難しいことを解説している。

「時間順序保護仮説」これ字面から言って一番理解したかったのだけれど、難しくて全然意味がわからなかった。どうも相対論は時間が輪っかのようになるのを禁止しておらず、過去に戻れないことをどうやって証明しようかという話らしい。で、ホーキングは理論に特異点が出てくれば、それが否定論拠になるようなことを言っているようなのだけれど、どうも理解できない。残念だ。

# あと二、三十年過去に戻り、若返ることができれば僕も理解の道を辿れたか??




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