意識の座は短期記憶の記銘箇所、もしかしたら海馬歯状回か2017-05-26 22:02

大脳皮質が海馬をキャッシュメモリとして使っているのではなく、海馬が大脳皮質をプログラマブルエンコーダとして使っているのではないだろうか?!

大脳皮質はシナプス可塑性を利用したバックプロバケーションにより、多次元意味空間に事象をマップしていく、巨大なエンコーダではないのか?しかしそれはWord2Vecプログラムのようなもので「意識」ではない気がする。
ミラーニューロンでさえ、行動のエンコーダに思える。

感覚情報から自己組織化的に短期記憶を形成し、それを大脳エンコーダにかけ、行動計画の端緒を作るのは、神経新生の場所、海馬歯状回ではないのだろうか?もしそうならそこで行われていることは「意識」と呼ばれるものに合致するのではないだろうか?

エンコーダとしてのディープラーニングは意味記憶のモデルになっていくと思う。しかしエピソード記憶はそれとは違った「意識」が介在する仕組みでできていると思う。それをこれかたシミュレーションしていきたい。

意識・プログラマ説2016-11-03 03:16

行動は反射の塊だと考えよう。
反射は「対応テーブル」と見ることができる。
そうすると、「意識」とは行動の結果を評価し、「対応テーブル」の各要素にかさみ付けをしている回路と考えられるかもしれない。

「対応テーブル」をプログラムと考えるなら、意識はプログラマとなるかもしれない。リアルタイムな応答はしないのだけれど、行動の結果に対して泣き笑いし、次の行動を用意していく。意識はそんなもんかもしれない。

海馬はキャッシュか?2016-10-09 07:11

海馬がメモリで新皮質がハードディスクとする説があるけれど、海馬から新皮質へのデータ転送というのがよくわからない。そんなことが実現可能なのか?

新皮質はハードディスクでいいのだけれど、海馬はキャッシュではないのか?つまり、海馬も新皮質も同時に学習するのだけれど海馬のほうは睡眠でクリアされると考える。

もしかするとREM睡眠は海馬→新皮質へのデータ転送ではなく、新皮質→海馬へのキャッシュ生成(思い出し)なのかもしれない。

遅延発火ニューロノード2016-07-13 01:25

生物学的なニューロンと区別するため、発火単位を「ニューロノード」としておく。
基本的に抽象概念はニューロノードの OR として表されると思う。

食べ物の匂いがする OR 食べ物が見える → 食べ物がある(抽象概念)

では条件反射による抽象概念の発火はどのような仕組みとなるだろうか。

食事のベル → 食事のベルに対する遅延発火
        OR
      食べ物の匂いがする
        OR
      食べ物が見える → 食べ物がある(抽象概念)

これが強化学習されると遅延発火の遅延時間が短くなっていき、食事のベルが直接「食べ物がある」を発火するようになるのではないだろうか。

また、遅延発火を起こすニューロノードは「時間認識」と「因果認識」を構成する主要な仕組みなのではないだろうか。

ニューロン網を教育する「教師プログラマ」2016-07-01 00:16

人間のニューロン網の学習には生得的な評価器と、海馬の短期記憶があるとして、機械のニューロン網にはどのような評価器を用意すればいいだろうか。
自己符号化器は画像の抽象化が既知の画像処理技術として確立していたから利用できるのであって、一般的な物事の評価はやはり人間が教師とならなければいけないのではないだろうか。
その際、人間の子供を教えるようなやりかたは、まだまだ難しいし授業時間も膨大になる。
したがって人間は通常のプログラムとして評価器を複数作成し、それをニューロン網に与えなければいけないのではないだろうか。
ニューロン網を教育する「教師プログラマ」なんて職業ができるかもしれない。




# "molt" ←ぜんぜん更新してない