WikiLeaks ウィキリークス アサンジの戦争2011-05-14 23:59

著者 David Leigh, Luke Harding 訳 月沢李歌子、島田楓子
発行 講談社 2011-02-15 第1刷
価格 1800+税
ISBN978-4-06-21850-2

「アサンジの戦争」とは書いてあるが、既製メディアのガーディアンから見た記述である。そういうバイアスもあって、アサンジはたまたま特ダネを握ってしまった新興ジャーナリストという感じにうつる。特にアサンジがスウェーデンで起こした「性犯罪」も、ややちゃかして書かれてるような気もする。
まぁ書き方はともかく、中東の民衆革命が WikiLeaks を発端としたとするならいよいよインターネットの力が政治の中心に入り込んできたということなのだと思う。ヒラリークリントンでなくとも世界の神経系はインターネットなんだなと思う。特にインターネットが複製を無数に生成するという特徴により、一度破られた秘密は暗殺部隊によっても取り戻すことができなくなる。ただ、インターネットでの多数派がいつでも正しいかと問われても、答えられないことに注意しなければいけない。
また、もう一つ言えるのは世界の共通語としての英語は、インターネットによって確定されたと思う。




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