HTTPロボット2011-04-29 01:48

Googleドキュメントとか Office365 とかが「クラウド」とか言われて新しがっているけれど VAX + VT100 の時代だって同一のサーバの中の文書をみんなで共有していた。
ただ、昔 VAX 時代に共有していた文書と、現代的に共有しようとしている文書は「オブジェクト的か」という意味で少々違う。現代のは単なるテキストファイルではなく、ボタンとかスライダーで操作が可能なオブジェクトであり、その保存されたものはプロセスをシリアライズしたものに近い。
ここで「オブジェクト的」なところを少々進めて、操作されるだけでなく、操作する側の機能も持ったオブジェクトを考えてみよう。たとえば検索エンジンのようなクローラーである。単にボタンを押されるだけでなく、いろいろなサイトにリクエストを発行する。
そのようなオブジェクトを HTTP で操作されるし HTTP で操作するから HTTPロボットと名付けておこう。このHTTPロボットがどう役に立つかと言えば、高度な可搬性が可能になるということである。オフィスのドキュメントの類はそのもの以外に決められた操作手順等が必要であるけれど、HTTPロボットはHTTPが接続できるところならば、リモートだろうと、ローカルPCだろうと、はたまた昔バンダイで売ってた無線LANロボット・ネットサンサーのようなものの中でも自律的に動作することが可能と思われる。もちろん何をさせるかにもよるけど。




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