面白いほどよくわかる恐竜2009-07-02 01:35

副題 その分類・生態から発掘史秘話・最新の恐竜研究まで
著者 小畠郁生 監修
発行 日本文芸社 2007-06-30 1版1刷
価格 1,300+税 (ブックアイランドで 340)
ISBN978-4-537-25506-5

日本文芸社の雑学本。
はじめのところにある「地球と生物の歴史」という年表には「地球の全球凍結 真核生物の誕生 22~24億年前」と「全球凍結 7.6~5.5億年前」というのが書かれていて、全球凍結が既成事実化しているのが面白い。
全体にいろいろな説が並行で説明されていて、監修者の意向か恐竜の絶滅の原因を隕石のせい(チチュルブ衝突)だけにしていないのが好感が持てる。
発掘史は読み物としても興味深く、電車の中の読み物としてはお勧め。

ふたつのスピカ 152009-07-02 01:58

副題 TWIN SPICA Volume:15
著者 柳沼行
発行 メディアファクトリー 2009-06-30 1版1刷
価格 514+税
ISBN978-4-8401-2576-5

今回のは帯に NHK 木曜午後8時からのテレビドラマの番宣が入ってます(主役の桜庭ななみさんの写真も入ってるのですが、「アスミ」としてはちと格好良すぎでないかい?)。
内容はともかく最後のページに「次巻、ついに完結!! 最終第16巻 10月23日発売!!」と書いてあったのがオドロキでした。

よくわかる素粒子の基本と仕組み2009-07-03 04:54

副題 高エネルギー物理学と巨大研究プロジェクト
著者 横山広美
発行 日本文芸社 2006-03-15 1版1刷
価格 1,600+税
ISBN4-7980-1252-1

秀和システムの図解入門シリーズ。
加速器萌えの中年オヤジにはたまらない一冊。内外の加速器について写真入りで解説している。特に研究者の集合写真が多いのが面白い。
最後の第6章には LHC と ILC のことが書かれているけど本の発行が 2006年なので「期待」のまま終わっている。
LHC は 2008年9月のファーストライト後事故を起こし、再開は 2009年9月予定。
http://www.kek.jp/newskek/2009/janfeb/LHC_ATLAS.html
ILC は未だどこに作るかもわからず。
http://www.linear-collider.org/
でも KEK の一般公開では結構宣伝されていた気がする。今年の一般公開は 2009-09-06(日)みたい。
http://www.kek.jp/openhouse/

そのブログ!「法律違反」です2009-07-07 07:21

副題 知らなかったではすまない知的財産権のルール
著者 前岨博、早坂昌彦、石塚秀俊
発行 ソフトバンククリエイティブ 2008-02-29 1版1刷
価格 700+税 (ブックオフで 400)
ISBN978-4-7973-4421-9

題名にドキッとしたが、おおよそ常識的なことが書いてある。
「他人のブログに掲載されていた発明を特許出願してもよいか?」→○はちょっとオドロキ。
知的財産権を「交通ルール」ととらえているのはこれからの見方か。

# 重箱の隅かもしれないが P.149 の Nokia の特許公開を「パートナー企業を増やすため」というような解説は、間違いではないと思うが、あれは Linux を利用・提供・防衛する枠組みではなかったか?

ねこ耳少女の量子論2009-07-08 07:43

副題 萌える最新物理学
著者 竹内薫, 藤井かおり, 松野時緒 漫画
発行 PHP研究所 2009-03-31 1版4刷
価格 476+税
ISBN978-4-596-70560-6

「理工書」では人気の本らしい。満員電車の中で読むには少々勇気が必要。
量子論の一般的な啓蒙書の内容が萌え系で表現されてるってところ。
量的には一往復で読み終わる。




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