氷に刻まれた地球11万年の記憶2009-06-06 10:35

副題 温暖化は氷河期を招く
著者 リチャード・B・アレイ (山崎淳 訳)
発行 ソニー・マガジンズ 2004-05-29 1版1刷
価格 1,800+税 (ブックアイランドで 310)
ISBN4-7897-2283-X

GRIP2 プロジェクトでのグリーンランド氷芯からの過去の気候読み取りの話し。
11,500年前に終息したヤンガー・ドライアス期以降安定した気候が続いている。これは例外的で以前はもっと気温が振動していた。この安定している期間に文明が発達した。
北大西洋に沈み込む全地球的な海洋海流が 1,000年周期の冷暖を支配してるかも。
CO2 増加によるわずかな気温上昇は、陸氷を融かして海洋海流を「停止モード」に持って行く可能性があり、それは寒冷化をもたらす可能性がある。その気温の変化は数年での上昇・下降となるかもしれない。ただそれがいつ起こるかはわからない。

クラウド大全2009-06-06 11:15

副題 サービス詳細から基盤技術まで
著者 中田敦, 小林雅一, 石田愛, 浦本直彦, 高橋秀和, 松尾貴史,
    岩上由高, 酒井達明, 西片公一, 森正弥, 太田一樹
発行 日経BP社 2009-04-27 1版1刷
価格 2,400+税
ISBN978-4-8222-8388-9

SaaS(Software as Service)
-> Salesforce Force.com
PaaS(Platform as a Service)
-> Google App Engine
IaaS(Infrastructure as a Service)
-> Amazon EC2/S3
他のサービスも含め、使い方レベルで記述されており重宝する。

# 現状、私は Ruby 使いのなので、Ruby ベースの PaaS を作ってみたい(しかも open source で)。

the FUTURE is WILD2009-06-13 18:51

副題 驚異の進化を遂げた2億年後の生命世界
著者 Dougal Dixon & John Adams (松井孝典 監修, 土屋昌子 訳)
発行 ダイヤモンド社 2004-03-02 1版6刷
価格 2,400+税 (ブックアイランドで 735)
ISBN4-478-86045-9

最後のほ乳類が昆虫に飼育されるという想定はちょっと悲しかった。
進化したイカ「メガスクイド」が陸上を闊歩する姿は見てみたい気がするけど、2億年後も人類の後継が地球で暮らしていることを願うのは単なる夢想でしかないか?
ちなみにビビットスクエアの千金ワールドでフューチャー・イズ・ワイルドの食玩が売られていた。

多世界宇宙の探検2009-06-13 19:09

副題 ほかの宇宙を探し求めて
著者 Alex Vilenkin (林田陽子 訳)
発行 日経BP社 2007-07-01 1版1刷
価格 2,000+税 (ブックアイランドで 1,050)
ISBN978-4-8222-8293-6

「ぼくらの」では違う宇宙の地球がいくつも出てくるし、ポケモンの世界だってどこか違う地球ことだと思う。もちろん、この本は分かりやすい例え話は使っているもののまじめな宇宙論の啓蒙書。
ビッグバン前のインフレーションを考えていくと、いくつもの違う宇宙のにつながっていくという不思議な話。物理学がいくら進んでも超えられない壁が高くなっていき、最終的にこれ以上は「わかりません」とう結論になりそうで怖い。

古代文明と気候大変動2009-06-13 20:16

副題 人類の運命を変えた二万年史
著者 Brian Fagan (東郷えりか 訳)
発行 河出書房新社 2008-07-30 文庫版 1版2刷
価格 950+税
ISBN978-4-309-46307-0

「氷に刻まれた地球11万年の記憶」(→ http://taifu.asablo.jp/blog/2009/06/06/4346513 ) は氷床コアから気候変化読み取りが中心となっていたけれども、これは考古学的な見方での気候変化の歴史。
人類がどんどん人口を拡大させることにより、どんどん災害を大きくしているという論調にも見える。いずれにしても人類の文明は気候の支配下にあることを解説している。




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