図解雑学 量子コンピュータ2011-09-29 00:47

著者 西野哲朗
発行 ナツメ社 2007-08-07 初版
価格 1600+税 (ブックオフで 850)
ISBN978-4-8163-4131-1

少し前に読んだ「わかってるようでわかってない科学の基礎知識」の中に書かれていた、「並行宇宙にまたがって計算する『量子コンピュータ』」というフレーズが気になってこの本を読んだ。
超要約すると「量子重ね合わせ」状態が超並列状態であり、それを観測することにより、ある条件に合致する解答群の中の一つの値が取り出せるということであろうか。(並行宇宙論的に想像すれば、他の宇宙では解答群の中の違う値が示されていていいはず。)
ただこの本は、将来的な楽観基調ではあるものの、工学的実現が非常に難しく、現時点で利用できそうな応用が因数分解ぐらいというように受け取れることが書いてあったので、今すぐコンピュータのアーキテクチャーに革命が起こる雰囲気ではないようだ。
ただ技術の進歩は読めないことが多いので、数十年後に量子iPadが店頭にないとは断言できない。

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