江戸川増水中2011-09-06 23:00

江戸川増水中
台風とかの雨で増水しているもよう。
写真は 9/4(日)のもの。

わかってるようでわかってない科学の基礎知識2011-09-08 00:16

わかってるようでわかってない科学の基礎知識
副題 世界を変えたビッグ・アイデア20
著者 ロバート・マシューズ 仁熊裕子 訳
発行 大和書房 2009-04-15 第1刷
価格 743+税 (エーツー 105)
ISBN978-4-479-30229-2

タイトルもっとセンセーショナルでよかったのでは。「速報!科学大発見20」なんてのはどうだろう。
時間調整のために買った文庫だけれど、内容は多分野にもかかわらず濃くてわかりやすい。

「心と脳はどういう関係?」では「意識」に対する再検討が書かれている。もしかしたら大抵の行動は無意識が決定していて意識はそれを時間差をおいて「追認」しているだけかもしれないというようなこと。「自由意志」と言った場合それが何なんだかちょっと考えさせられる。

「宇宙の命運を握る謎の力」では宇宙項の変遷がかかれていて、ダークエネルギーをどんなふうに科学者が受け入れていったかがかかれている。また、ここでの書き方では宇宙初期のインフレーションと現在の加速膨張が同列であるようなイメージとなっている。

「もう1人のあなた」では量子論からくる「並行宇宙」を認めた感じで書かれていて興味深い。

著者はイギリスのジャーナリストであるがいい書き方をしていると思う。訳も違和感がなかった。

Newton 2011-10号2011-09-11 13:10

Newton 2011-10号
発行 ニュートンプレス 2011-10-07
価格 1000
雑誌 07047-10

今、たまに話題になる太陽活動の低下について書かれている。
結局のところ現在の太陽活動の低下が地球環境にどうはたらくのかは明確に書かれていないが(書かれていたらそれはそれで問題だが)、逆に地球環境が地磁気や大気により何重にも防御されていることに気づかされた。
# 直接は関係ないことだけど、そんな大切に守られている地球環境の中でわざわざ放射性物質を大量生産するような行為はしないほうがいいじゃないかとも思った。

アキカン! 5缶めっ2011-09-15 00:32

アキカン! 5缶めっ
著者 藍上陸 イラスト 鈴平ひろ
発行 集英社 2008-04-30 第1刷
価格 571+税(エーツー 210)
ISBN978-4-08-630418-4

今回、初めから終わりまで電子ブックリーダーで読んでみた。
自炊してリーダーに本を貯めておく便利さを知ってしまうと、読んでない本まで自炊するようになる。今までは「読書は節電な趣味」とか言ってたのに読書するにも電気が必要になってしまった。

で、内容ですけど子供かわいいというお話でした。って小学5年ぐらいはデカクて生意気になってくるころだと思うのだけれど・・・。

図解雑学 量子コンピュータ2011-09-29 00:47

著者 西野哲朗
発行 ナツメ社 2007-08-07 初版
価格 1600+税 (ブックオフで 850)
ISBN978-4-8163-4131-1

少し前に読んだ「わかってるようでわかってない科学の基礎知識」の中に書かれていた、「並行宇宙にまたがって計算する『量子コンピュータ』」というフレーズが気になってこの本を読んだ。
超要約すると「量子重ね合わせ」状態が超並列状態であり、それを観測することにより、ある条件に合致する解答群の中の一つの値が取り出せるということであろうか。(並行宇宙論的に想像すれば、他の宇宙では解答群の中の違う値が示されていていいはず。)
ただこの本は、将来的な楽観基調ではあるものの、工学的実現が非常に難しく、現時点で利用できそうな応用が因数分解ぐらいというように受け取れることが書いてあったので、今すぐコンピュータのアーキテクチャーに革命が起こる雰囲気ではないようだ。
ただ技術の進歩は読めないことが多いので、数十年後に量子iPadが店頭にないとは断言できない。




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