新世紀エヴァンゲリオン 122010-04-16 01:56

原作 GAINAX・カラー
漫画 貞本義行
発行 講談社 2010-04-03 初版
価格 560+税

久々ですが。 ミサトさんの話で謎が少し明かされます。

# なんか知らんがコンビニでヱヴァンゲリヲンウエハース買ってしまうだめな私。
http://catalog.bandai.co.jp/html/neco_new/4543112588852000.html

世界がもし100人の村だったら 完結編2010-04-16 02:17

副題 If the world were a village of 100 peopple
著者 池田香代子+マガジンハウス
発行 マガジンハウス 2008-12-18 第1版
価格 1200+税
ISBN978-4-8387-1936-5

 100% というところを 100人と言い換えて、世界の貧富の差を説明している。確かにそれだけなんだけれど、大きめの教室の 100人程度をイメージすると問題に具体性がついてくる。

 現代は 200年前に比べれば、少なくとも先進国だけでも飢餓を克服した時代と見ることができる。現代は技術を手にし、飢餓を克服したのである。その「技術」は地球上全ての人類を「共同体」、別の言い方では「村」にすることができるのである。これは今までの人類の歴史では新しい展開である。いつまでも「文化のすれ違い」ばかりを強調するのではなく、新しい展開が始まっていることを認識すべきだと思う。

# 「資本主義が生き残った」という見方は可能性を潰す。経済価値を重く見過ぎるからである。「人間は競争があると進歩が早い」程度の見方にしといたほうがいいと思う。

チェルノブイリの少年たち2010-04-18 01:09

チェルノブイリの少年たち
著者 広瀬 隆
発行 新潮社 2002-03-25
価格 320 (レイナース 100)
ISBN4-10-113232-1

1986-04-25 のチェルノブイリの原発のメルトダウンを切っ掛けとした一家族の悲しい物語。死の灰がまず子供を襲うという描写が辛かった。僕自身はその年のチャレンジャーの事故のほうが記憶に残っており、ソ連国内の少し大きめの原発事故程度にしか覚えていなかった。しかし、少し考えればわかることなのだろうが、原子炉の爆発は原子爆弾より放射性物質の放出量が多い(チェルノブイリは広島の 500倍ともいわれる)。その当時はソ連という秘密主義の壁があったため状況が把握できなかったという見方もできる。
 民主党は原発維持のようだが、それにはがっかりだ。今の時代が使った放射性廃棄物は未来永劫管理することが可能なのだろうか。政権が交代したり、連邦が崩壊するのを見ているけれど、仮に将来の人間が過去の放射性廃棄物を放置するような世の中になることだってありえるんじゃないだろうか。その時、何も知らない子供が放射線を浴びまくる恐怖はいやだ。原子力発電はそろそろやめなければならないはずだ。

E=mc²(イー・イコール・エム・シー・スクエア)2010-04-25 05:15

副題 世界一有名な方程式の「伝記」
著者 デイヴィッド・ボダニス 伊藤文英、高橋知子、吉田三知世訳
発行 早川書房 2005-06-30 初版 2006-07-15 3版
価格 1900+税 (レイナース 300)
ISBN4-15-208649-1

 この本が古本屋で目にとまったのは 13章「午前八時十六分、広島上空」で「E=mc2 は惑星地球における最初の大仕事を終えた。」と書かれていたからである。原爆投下をそんなふうにとらえる感覚があるんだ、と。
 本書の内容は、E=mc2 を軸として、その変数・定数の説明から初めて、関係するところの科学史を解説してる。ヨーロッパでの近代科学の生い立ちからユダヤ人科学者がアメリカに渡ってからのアメリカの発展等。科学史の書き方としては面白いと思う。

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 マンハッタン計画により日本の敗戦は引き延ばされ、長崎の爆縮型プルトニウム爆弾の使用とそれに対抗するソ連の侵攻によりそれ以上の原爆投下が治まったと考えられる。そして本土決戦を訴える日本自体はそれらに対しほとんど無力だったと。そしてそんな日本への原爆投下は落とす側から観れば「最初の大仕事」的な表現がされるのであろう。いろいろな意味で悲しい。

掩体壕(えんたいごう)2010-04-25 06:09

 先週日曜日(4/18)、JAXA調布航空宇宙センターの公開日だったので調布飛行場もちょっと寄ってみた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%BF%E5%B8%83%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4

 近くの公園にかまぼこ形の盛り上がりがあるので説明文を読んでみると「掩体壕(えんたいごう)」というらしい。太平洋戦争末期、戦闘機「飛燕(ひえん)」を隠し、本土決戦に備えていたらしい。ほんとうに本土決戦をする気だったのか?
 日本全土が原爆の実験場として見なされていたのに。
 いろいろな事情が重なり原爆2個の投下で済んだのは、それでも喜ばないといけないのか?




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