STAP細胞とはなんぞや!?2014-02-03 01:20

日本科学未来館 ミニトーク
日本科学未来館 ミニトーク
http://www.miraikan.jst.go.jp/

速い!ホットな話題をすぐさま解説してる。
STAP細胞の話題にキョトンとしている子供に、とりあえずiPS細胞のイメージでももってもらおうかと思い未来館にいったら、なんとドンピシャなミニトークをやっていた。
解説はわかりやすい図を使っていてなんかみんなわかってきてたみたい。
コミュニケータの方に「STAP細胞のテロメアってどうなってるの」と聞いたら「まだ調べれていないらいしい」との即答。すごい、いろいろ調査してるんだと思った次第です。

DNAに刻まれたヒトの歴史2013-10-01 00:05

DNAに刻まれたヒトの歴史
著者 長谷川政美
発行 岩波書店 1991-06-05 第1刷 1993-12-15 第5刷
価格 1100(ブックオフ 105)
ISBN4-00-007404-0

ヒトゲノム計画が完成する 10年前の本。
解釈に主観が入り込む形態による系統樹よりも、中立進化説や最尤法(さいゆうほう)に基づく分子遺伝学的系統樹の重要性を強調している。
今では「遺伝子の水平伝搬」や「多重の細胞内共生」により系統樹自体が危うい状態のようだが、20年前の「遺伝子で切り開く」という雰囲気がわかっておもしろい。

タンパク質の反乱2013-06-10 02:15

タンパク質の反乱
副題 病気の陰にタンパク質の異常あり!
著者 石浦章一
発行 講談社 1998-08-20 第1刷 2001-10-26 第3刷
価格 820+税 (ブックオフ 105)
ISBN4-06-257225-7

狂牛病の恐怖がまだ強かった時に書かれたと思われる。
けどプリオンに限らず、タンパク質と病気の関係について論じている。
やはり重要に思えるのはタンパク質の形で、アミノ酸の違いが形の違いに結びつき、それが酵素としての役割を変えてしまうと。

筋肉はふしぎ2013-05-26 09:19

筋肉はふしぎ
副題 力を生み出すメカニズム
著者 杉晴夫
発行 講談社 2003-12-20 1刷
価格 820+税 (古本市場 105)
ISBN4-06-257427-6

オタマジャクシのようなミオシンとアクチンとのすべりが筋肉の動作のもとというのは知っていたが、ミオシンに種類があり、運動により変わっていくというが面白い。
努力と根性が筋肉を育てるというところか?!

時系列記憶はフラクタルか?2013-05-16 03:34

「意識」を神経系の中の小さなサブシステムと考えている。
http://taifu.asablo.jp/blog/2013/05/11/6806526
感覚・感情、意志・行動選択、行動調整それらは「無意識」の範疇であり、さらにもしかするとほとんどの時系列記憶も「意識」外の現象ではないのだろうか。
例えば 3分の長さのメロディは意識外で記憶される。でもそのメロディが使われた映画は意識的に記憶される。
おそらく時系列記憶は「始め」と「終り」があるシナリオとして記憶されるが、それには階層があり、長いシナリオは小さいシナリオを複数含んで構成される。つまりシナリオがフラクタル構成となっており、階層が高いほど「意識的」なのではないか、というか「意識」を高いレベルのシナリオ記憶機構として定義してしまってはどうか。
結局のところ時系列記憶は行動選択機構に選択肢を提供するだけなのであるが、人間の場合、その記憶が何年にも渡るスケールで整理される(物語化される)ため、長期的な計画(遠距離恋愛とかも!)が可能になったのではないだろうか(チンパンジーはおそらく年間計画を持たないであろう)。




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