脳を究める ― 2011-11-03 16:18
副題 脳研究最前線
著者 立花隆
発行 朝日新聞社 1996-05-10 第1刷 1996-09-30 第10刷
価格 2200+税 (ブックオフ 500)
ISBN4-02-256966-2
15年前の本だけど今読んでも違和感ない(これがコンピュータ系の本だったらまずないけど)。もしかしたら脳科学はあまり新しい展開が出てきていないのか?
脳をモデル化しようとすると、すぐパーセプトロン的な電気回路モデルになりがちであるが、脳がケミカルマシンであることをもっと考慮しなければいけないと忠告している。例えば「伝達量が多いほど伝達抵抗が減る」式の変化だけでは、すごくのんびりした変化しか得られないようにも思える。シナプス可塑性にしてもケミカル系の調整、広域伝達のおかげで、すごく高次の制御が行われているのかもしれない。
しかし書かれている動物実験を読んでると個人的には少々辛いものが多い。なので僕個人はコンピュータによる脳モデルの発展のほうを望んでいる。脳モデルも万、十万とできていけばそのうち「カチッ」とくるものが出てくるかもしれない。
著者 立花隆
発行 朝日新聞社 1996-05-10 第1刷 1996-09-30 第10刷
価格 2200+税 (ブックオフ 500)
ISBN4-02-256966-2
15年前の本だけど今読んでも違和感ない(これがコンピュータ系の本だったらまずないけど)。もしかしたら脳科学はあまり新しい展開が出てきていないのか?
脳をモデル化しようとすると、すぐパーセプトロン的な電気回路モデルになりがちであるが、脳がケミカルマシンであることをもっと考慮しなければいけないと忠告している。例えば「伝達量が多いほど伝達抵抗が減る」式の変化だけでは、すごくのんびりした変化しか得られないようにも思える。シナプス可塑性にしてもケミカル系の調整、広域伝達のおかげで、すごく高次の制御が行われているのかもしれない。
しかし書かれている動物実験を読んでると個人的には少々辛いものが多い。なので僕個人はコンピュータによる脳モデルの発展のほうを望んでいる。脳モデルも万、十万とできていけばそのうち「カチッ」とくるものが出てくるかもしれない。
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