ウイルスは生物をどう変えたか2010-02-25 02:24

副題 進化の演出者・ウイルスの世界を探る
著者 畑中正一
発行 講談社 1993-01-20 第1刷
価格 740 (古本市場で 105)
ISBN4-06-132949-9

 題からしてトランスポゾン(跳躍遺伝子)かなんかが進化の原因なんて類の話を想像してたのだけれど、分子生物学を中心とした生物のいろいろな面の話。話しかけるような文体なのですぐ読み終わる。

 この本が出たころはバイオテクノロジーがギラギラと輝き、エレクトロニクスの次はバイオだぜってノリだったかと思う。さらに利己的遺伝子の思想も普及してきたころで、なんというか生命の目的は遺伝子保存ではないのかみたいな雰囲気があったかと思う。

 しかし、遺伝子と精神ではレベルが違うのである。物理法則と生物現象のレベルが違うのと同様、全ての問題を遺伝子に還元するのは思考停止のようなもの。ただ、その精神も過冷却のように微妙な生命現象が支えてると思うとやはり無視できるものではない。

 脈略無いが、面白かった話。オーストラリアで人間がウサギを退治しようとしてミクソーマウイルスを蒔いたら、ウサギとミクソーマウイルスが共生の道を見いだし、生きながらえたという件。

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