台風商会のたまに読書、いやAI

著者 岡村友之 監修 成田佳應
発行 ナツメ社 2000-03-10
価格 1200 (ブックオフで 650)
ISBN4-8163-2627-8

ライターの人の名前が「ちゃんと」著者になってるみたい。

しかしなんでこうも遺伝暗号、リボゾーム、酵素活性と正確なしくみになっているのだろう？まるで誰かが設計して動いているような「錯覚」に陥る。
仮にレトロウイルスが遺伝暗号の編集者だとして、リボゾームのような工場を誰が用意したのか？
謎は深まるばかりということで。

発行 ニュートンプレス 2010-11-07
価格 1000
雑誌 07047-11

特集の「生命誕生の謎」に興味があった。
特集では大きく、核酸の進化「RNAワールド」、酵素の進化「タンパク質ワールド」、あとおまけで膜の進化「リピッドワールド」を紹介している。
しかし、RNAにしても、酵素にしても分子量が大きく、立体構造も複雑である。ほんとに偶然で突然そんなものが出来たりするのだろうか。
僕としては小さな「分子ブロック」から大きな「分子構造物」が出きるまでにまだ数段の隠れた段階があるのではないかという気がしている。ただ、実験ができるような時間スケールではないかもしれない。
やはり、コンピュータシミュレーションによる方法しかないかもしれない。まず、分子ブロックが見せる稀な現象を観測・モデル化し、それに加えることの集団運動現象（カオス的かも）の観測・モデル化を行い、シミュレーションする必要があるかもしれない。もしかすると知られていない段階がいくつも現れるかもしれない。ほとんどが生物には繋がらない段階なのかもしれないけど。
ま、ある程度生命の発生確率みたいのが提示できるかもしれない。