不完全性定理とはなにか2013-08-11 22:19

不完全性定理とはなにか
副題 ゲーデルとチューリングの考えたこと
著者 竹内 薫
発行 講談社 2013-04-20 第1刷
価格 900+税
ISBN978-4-06-257810-3

自分も教科書ではなかなかわからず、モヤモヤした気持ちのままでいた。
本書の「ステップ式」がわかりやすいかといば、やはり途中で混乱ぎみになってしまったと思う。それでも高校のころの休まず考えられる時期に戻ることができたなら、理解できたかも。
副題からして「チューリング的に考えればいいんじゃない?」というノリに従えば、「while を含んだプログラムが有限回で停止するかどうかを、判定するプログラムが書けるか」という問題にできるようである。プログラム論にしてくれれば問題自体はわかりやすい。

図解太平洋戦争2013-08-11 22:38

副題 日本を変えた激動の一時代!
著者 後藤寿一
発行 西東社 2011-08-25
価格 720+税 (ブックオフ 450)
ISBN978-4-7916-1805-7

別に終戦記念日が近づいたからというわけではないけれど、時系列があやふやなので確認しようと思った。
ちゃんと日中戦争から始めている。また日本軍が行ったいくつもの虐殺にも言及している。外国に言われてどうこうというのではなく、武力に頼ることが大義名分通りにいかないことは教育の過程で知らなければならないのではないだろうか。
ミッドウェイ海戦にしてもインパール作戦にしてもエリートが画策したものであり、日本の「エリート」の質が垣間見られる。仮に成功していたら、ずさんさは真珠湾攻撃のときのように隠蔽されてしまっただろう。
敗北や失敗に関しては問題点が見つけやすい。せめてその問題点を後に伝える努力はしなければならいのではないだろうか。

ルーシーの膝2013-08-17 12:38

ルーシーの膝
副題 人類進化のシナリオ
著者 イヴ・コパン 訳 馬場悠男・奈良貴史
発行 紀伊國屋書店 2002-04-27 第1刷 2002-09-13 第3刷
価格 2000+税(ブックオフ 105)
ISBN4-314-00910-1

副題の「人類進化のシナリオ」を期待していたが、どちらかというとアウストラロピテクス・アファレンシスであるルーシーの発見に至るまでというところか。
あと言い回しも、何を皮肉っているかとかわかりにくい感じがした。




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