宇宙に外側はあるか ― 2012-10-18 00:30
著者 松原隆彦
発行 光文社 2012-02-20 初版1刷 2012-03-25 4刷
価格 780+税
ISBN978-4-334-03667-6
初めは普通の宇宙論解説なのだが、終わりの方になると哲学的になってくる。
まずマルチバースにいろいろなヴァージョンがある。インフレーション的な子宇宙の生成、量子論的な分岐、果ては数学的に可能な世界がすべて存在する論、それらを合成すると凄まじい数の宇宙になる(それでも無限には到達しないのかもしれないけど)。
さらにそれらを存在すると言えるかどうかという、観測問題を絡めた存在議論になると、結局何の決定打もないような気になってくる。
それでも「人類がXX年までには全ていなくなる」というような悲観的な見通しも立たないことになるので、この状況はある意味幸せなのかも。
発行 光文社 2012-02-20 初版1刷 2012-03-25 4刷
価格 780+税
ISBN978-4-334-03667-6
初めは普通の宇宙論解説なのだが、終わりの方になると哲学的になってくる。
まずマルチバースにいろいろなヴァージョンがある。インフレーション的な子宇宙の生成、量子論的な分岐、果ては数学的に可能な世界がすべて存在する論、それらを合成すると凄まじい数の宇宙になる(それでも無限には到達しないのかもしれないけど)。
さらにそれらを存在すると言えるかどうかという、観測問題を絡めた存在議論になると、結局何の決定打もないような気になってくる。
それでも「人類がXX年までには全ていなくなる」というような悲観的な見通しも立たないことになるので、この状況はある意味幸せなのかも。
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