わかってるようでわかってない科学の基礎知識 ― 2011-09-08 00:16
副題 世界を変えたビッグ・アイデア20
著者 ロバート・マシューズ 仁熊裕子 訳
発行 大和書房 2009-04-15 第1刷
価格 743+税 (エーツー 105)
ISBN978-4-479-30229-2
タイトルもっとセンセーショナルでよかったのでは。「速報!科学大発見20」なんてのはどうだろう。
時間調整のために買った文庫だけれど、内容は多分野にもかかわらず濃くてわかりやすい。
「心と脳はどういう関係?」では「意識」に対する再検討が書かれている。もしかしたら大抵の行動は無意識が決定していて意識はそれを時間差をおいて「追認」しているだけかもしれないというようなこと。「自由意志」と言った場合それが何なんだかちょっと考えさせられる。
「宇宙の命運を握る謎の力」では宇宙項の変遷がかかれていて、ダークエネルギーをどんなふうに科学者が受け入れていったかがかかれている。また、ここでの書き方では宇宙初期のインフレーションと現在の加速膨張が同列であるようなイメージとなっている。
「もう1人のあなた」では量子論からくる「並行宇宙」を認めた感じで書かれていて興味深い。
著者はイギリスのジャーナリストであるがいい書き方をしていると思う。訳も違和感がなかった。
著者 ロバート・マシューズ 仁熊裕子 訳
発行 大和書房 2009-04-15 第1刷
価格 743+税 (エーツー 105)
ISBN978-4-479-30229-2
タイトルもっとセンセーショナルでよかったのでは。「速報!科学大発見20」なんてのはどうだろう。
時間調整のために買った文庫だけれど、内容は多分野にもかかわらず濃くてわかりやすい。
「心と脳はどういう関係?」では「意識」に対する再検討が書かれている。もしかしたら大抵の行動は無意識が決定していて意識はそれを時間差をおいて「追認」しているだけかもしれないというようなこと。「自由意志」と言った場合それが何なんだかちょっと考えさせられる。
「宇宙の命運を握る謎の力」では宇宙項の変遷がかかれていて、ダークエネルギーをどんなふうに科学者が受け入れていったかがかかれている。また、ここでの書き方では宇宙初期のインフレーションと現在の加速膨張が同列であるようなイメージとなっている。
「もう1人のあなた」では量子論からくる「並行宇宙」を認めた感じで書かれていて興味深い。
著者はイギリスのジャーナリストであるがいい書き方をしていると思う。訳も違和感がなかった。
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