脳と心の量子論2011-07-23 03:02

脳と心の量子論
副題 場の量子論が解きあかす心の姿
著者 治部眞里、保江邦夫
発行 講談社 1998-05-20 第1刷
価格 940+税 (古本市場 105)
ISBN4-06-257216-8

結論を先に持ってきて「心とは、記憶を蓄えた脳組織から絶え間なく生み出される光量子(フォトン)の凝集体であり、場の量子論によって記述されるその物理的運動が意識である」と述べている。
その説明を冒険物語的に書いてあるのだけれど、わかりやすくしようとする意図は理解できるが、実証済みのところと著者らの仮説の区別がつきににくやや読みにくい。
いろいろなニューラルネットワークが試行されていても、自我とか意識とかが何かと問われるとマクロレベルの回路的説明とは別の説明が欲しくなるのは、少なくとも現在の状況ではしょうがないと思う。
ただ、記憶を凝集体に起因するとすると、それらは結構早いレベルで新陳代謝されると思うので何らかの方法でコピーしなくちゃいけなくなると思うし、脳全体に広がる場が意識だとすると、その中の構成物質の量が多すぎて簡単には「記述」できない気がする。
将来、自我とか意識とかが回路レベルとは別のレベルでの説明を必要とすることがあるかもしれないが、やはり現在はまだ何もわかっていないと言う状態だと思う。

銀河、台風2011-07-23 23:46

いろいろ渦がありますが。

ダークマター、ダークエネルギーがまだわからないというのはわかりましたが、どうイメージしたらいいかと。

もしかして宇宙って透明なゼリーのようなもので、その中にさしたスプーンの跡のようなものが銀河だったりして。
もしかして宇宙って大気のようなもので、その中にできた台風の渦のようなものが銀河だったりして。エーテルの空似?




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