遅延発火ニューロノード2016-07-13 01:25

生物学的なニューロンと区別するため、発火単位を「ニューロノード」としておく。
基本的に抽象概念はニューロノードの OR として表されると思う。

食べ物の匂いがする OR 食べ物が見える → 食べ物がある(抽象概念)

では条件反射による抽象概念の発火はどのような仕組みとなるだろうか。

食事のベル → 食事のベルに対する遅延発火
        OR
      食べ物の匂いがする
        OR
      食べ物が見える → 食べ物がある(抽象概念)

これが強化学習されると遅延発火の遅延時間が短くなっていき、食事のベルが直接「食べ物がある」を発火するようになるのではないだろうか。

また、遅延発火を起こすニューロノードは「時間認識」と「因果認識」を構成する主要な仕組みなのではないだろうか。

第58回夾竹桃祭2016-07-10 20:52

第58回夾竹桃祭プログラム等
去年は単なる見学者として回っただけなのだけれど、今年は保護者として回ることになってしまった。
どれもそれなりに特色があって面白いのだけれど、やっぱり吹部はすごい。ずっと実験を続けている子供には申し訳ないが吹部の方に並んでしまった!

ニューロン網を教育する「教師プログラマ」2016-07-01 00:16

人間のニューロン網の学習には生得的な評価器と、海馬の短期記憶があるとして、機械のニューロン網にはどのような評価器を用意すればいいだろうか。
自己符号化器は画像の抽象化が既知の画像処理技術として確立していたから利用できるのであって、一般的な物事の評価はやはり人間が教師とならなければいけないのではないだろうか。
その際、人間の子供を教えるようなやりかたは、まだまだ難しいし授業時間も膨大になる。
したがって人間は通常のプログラムとして評価器を複数作成し、それをニューロン網に与えなければいけないのではないだろうか。
ニューロン網を教育する「教師プログラマ」なんて職業ができるかもしれない。

海馬が教師となり新皮質に覚えさせる2016-06-27 01:39

母が正月に亡くなった関係でいろいろ忙しかった。
そうこうしてるうちに世間はいろいろ動いていた。たとえばディープラーニング。いろんな本も出てるし、セミナーとかもある。

ところでニューロコンピュータだが、画像認識の場合は自己符号化器が教師代わりになるかもしれないけど、汎用的な認識の場合はどうだろう。
人間の場合、生得的な評価器があり、まずそれらが教師となりミラーニューロンなどが形成されていくのではないだろうか。さらにそれらが形成された後、海馬が評価と共に記憶したものを教師として新皮質に記憶が移っていくのではないだろうか。

脳の仕組みと科学的勉強法2016-01-08 01:21

脳の仕組みと科学的勉強法
著者 池谷裕二
発行 ライオン社 2006-03-25 第11刷
価格 714+税
ISBN4-8440-6203-4

この著者も10年前はこんなハウツー本を書いていたと。
夢の記憶整理説、海馬=メモリ/前頭葉=ハードディスク説を定説のように語り、その上で勉強法を提案している。
それでも根拠のない勉強法よりはずっとスッキリした提案となっている。




# "molt" ←ぜんぜん更新してない